
人生100年時代、今後さらにライフスタイルやキャリアデザインが多様化します。
一人ひとりに合う人生戦略を描けるからこそ 『自ら考え抜き、答えを出し、実行し、修正し、実現する』このサイクルを回せると人生100年時代で持続可能な自己実現が出来ます。
この能力開発には行動変容のプロフェッショナルであるコーチのサポートは欠かせません。そんなコーチを目指す人が集まるコーチングスクール「LCP」の受講生にインタビューをしました。今回のインタビュイーは、川端アスミさんです。
このインタビュー記事では、以下のような疑問をお持ちの方の参考になるかと思います。
・コーチングを学ぶメリットは?
・コーチングスクールの実態は?
・コーチングはどのように何を学ぶのか?
・コーチングに向いている人は?
・コーチングに向いていない人は?
❚ コーチングの習得に欠かせない “最適な刺激”
ーーまずはコーチングを学ぼうと思われた理由を教えてください
はい、私自身がコーチングを受けていた経験が大きいですね。
コーチをつけた理由としては、スポーツ選手や経営者などの一流と呼ばれる人たちがコーチつけているのなら、プロのシンガーソングライターを目指す私もコーチをつけたほうが良いと思ったんです。
ーーそうなんですね、実際にコーチングを受けてみてどうでした?
以前より行動力が増しましたし、臆さず挑戦できるようになりました。
それに伴って結果も変化も実感できたんです。そういった実感があって「コーチングって本当に素晴らしいから、今度は自分が人にも提供したい」と思ったんですよね。
“コーチング” と “音楽” 。畑違いと思うかもしれませんが、抽象度を上げると同じなんです。音楽を通じて実現したいことが「社会貢献」なのでコーチングでやっていることも同じでした。だからコーチングを学ぶ決意をしました。

ーーLCPを選んだ決め手は何でしたか?
そうですね、「人」「お金」「学び方」の3つです。
人は、オリエンテーションで私のビジョンを話したり、大坂谷さんのビジョンを伺った時にビジョンの一致感があったので「この人から学べば大丈夫」と思えたんです。
お金については、ぶっちゃけるとコーチングスクールってたくさんありますけど、結構費用がいくんですよ(笑)スクールによっては100万以上するじゃないですか。LCPはリーズナブルかつ内容が本格的だったのも良かったですね。
最後に学び方ですが、これは私の学び方として少人数制が合っていると思いました。
他で検討していたコーチングスクールは、50〜100名といった大人数かつ動画による自習がベースでした。大人数や自習ベースだと、ぶっちゃけ私がやらなくてもバレないじゃないですか(笑)そうなると、受け身になってしまって結果的に「私は何を学んだんだろう…」となりそうでした。
ーーコーチングの学び方には好みが出るかもしれませんね。LCPはどうでした?
はい、少人数だからこその程よい刺激と強制力がありましたね。
あとは雰囲気もアットホームですし専用のグループチャットもあるので、講座中も講座以外でも質問や相談がしやすい環境でした。リアルタイムで解消できるのはとても有り難かったです。
あとは、個別セッションでは私個人の課題に合わせて相談やレクチャーをしていただきました。私向けにカスタマイズされていて着実にステップを踏めたので、コーチとして少し成長できている実感も得られましたね。
ーーLCPのスクールの雰囲気も教えていただけますか?
そうだなあ。この表現があってるかわかりませんが不思議かつ素敵な関係性でした(笑)
幼馴染同士が集まって「ねえねえ!◯◯ごっこしようよ!」と言いながら戯れている感覚なんですよね。それでいて、みんなちゃんと目的やビジョンは持っているんです。「コーチングで人の人生やキャリアを豊かにしたい」「社会に良い循環を生みたい」っていう。そうやって同じ方向を見ているので、生い立ちや職業や利害関係などは全く関係なく、昔からの同士のように関われました。

❚ 傾聴や質問を学び “人との対話” がより楽しくなった
ーー1番変化、成長したことはなんでしょう?
日常会話でもコーチングができるようになりましたね。
コーチングセッション中に限らず、対話の全体像が見えたことで、目の前の人の発してる言葉のベクトルの方向性に敏感になりました。例えば、ビジョンや目標を聴くにはどうすればいいのか?話を深堀りたい時はどう問えばいいのか?などとができるようになりました。
ーー他にもあれば教えて下さい
そうですね。
「この人このまま考えを進めたら気分が落ちていきそう」とかも気づけるようになったので、意識を切り替えられるようなちょっとした働きかけもできるようになりました。コーチングをするわけではありませんが、私のちょっとした関わりで、ちょっといい気分になってくれたら嬉しいなという思いでやってます。
あとは、今まで以上に人との会話が楽しくなりましたね。
元々、話すこと自体は好きなんですが「これを聴いたら困らせるかな?」「どうやって掘り下げたらいいかな?」と腑に落ちないことがあったんです。ただ、コーチングを学んだことで1つ1つの問いかけに自信が持てるようになりましたね。「そんなに不安にならなくて良いんだ!」と吹っ切れられるようになりましたし、ちょっと無敵感すら感じるようになりました(笑) 表現あってるかどうかわからないですけど、マリオのスター状態があるじゃないですか?あの状態です(笑)
ーー無敵感にマリオのスター!すごいですね(笑)

❚ 対話が人間関係の良し悪しを左右すると実感
ーー1番印象に残った学びを教えてください
学びか。なんだろ。
コミュニケーションの軸みたいなものができましたね。物事はうまくいかないとか、気分が乗らないとか、生きていると色々と悩みが出てきますが、大抵の悩みって人間関係からきてると思うんです。
その人間関係の良し悪しを左右するのはコミュニケーションかなと思います。だから、コーチングの学びを実践することで、より良い関係を築けるようになりました。もちろん、明らかに相手にも非があって問題が起こることもありますけど「まずは自分から始める」じゃないですけど、こちらから関わり方をかえることで物事が案外うまくことが増えましたね。
ーー他にもあります?
コーチングを体系的に学べたので「あ、ここが抜けてる!次はここを意識してみよう」と自分で自分のコミュニケーションを修正できるようになりました。例えば、コーチングセッションが上手くいかないとき「型どおりには進めたから、聴くときの表情や姿勢だな」と立ち返れるみたいな。こうやって立ち返れるってことは、再現があるからだと思うんです。再現性があることを学べるのは本当に価値がありましたね。

❚ 最終目標は子供の貧困問題にもメスを入れること
ーーLCPで学んだコーチング。今後の人生・キャリアにどのような価値をもたらしそうですか?
コーチングを学んだことで、生涯、社会に貢献をし続けられる私でいられると思います。
そもそも生涯使えるスキルってそう多くはないと思いますし、きっとこれからAIが発達していくと、とって代わられる職業が山ほどあると思います。ただ、人の心に寄り添うことはAIにはできないと思うんです。
コーチングでは、1人1人の心に寄り添って、本当にその人が満足する生き方を引き出す手段だと私は思っているので、そういった観点でも生涯使い続けられる手法ですし、生涯必要とされる仕事であり生涯に渡り人の役に立てると思います。
ーーコーチングを生涯に渡って使い続けると、何が起こりそうですか?
そうですね。すこし話題が飛びますが、最終的な目標の実現に近づきます。
私には「子供の貧困問題にメスを入れ、永続的に支援できる仕組みを作る」という最終的な目標があるんです。コーチングは、この活動をする際の助けになると思っています。
結局、その子供を貧困のループから脱却するためには、物理的な支援も大事ですし、心(考え方や物事の捉え方)に対しても働きかけることも大事だと思っています。特に「心」に関してはコーチングやカウンセリングといった対人支援のスキルが非常に有効な手立てだと思っています。
もちろん物理的な支援に関しても、私自身がセルフコーチングができるようになったことで、音楽活動がもっともっと速いで結果に近づいていくと思います。それで社会的な影響力もつけば、さらに早い段階で子供の貧困問題に対して物理的な支援もできると思っています。

❚ 向いているのは “コーチングを学ぶ目的がある人”
ーーこの講座このメンバーに向いてる人、向いてない人を教えてください
まず向いていない人は「とりあえず」とか「受けるだけ」だと、おそらく得るものが少ないと思うんですよ。コーチングの手法を理論だけ学ぶだけで、学んだ気になっちゃうかなと思います。それだともったいないですよね。
向いてる人は、主体的に考えて動ける人は向いていますね。
コーチングで何をしたいか?コーチングを学ぶんで自分の生活をどうしたいか?など目的を持っている人のほうが学びは深いと思います。
ーー川端アスミさん、ありがとうございました!
▼ プロフィール|川端アスミ
パラレルワーカーとして、家電メーカーで営業・OJT研修・人材育成に従事。ダブルワークでコーチとしてコーチングセッションを提供する。ライフワークでシンガーソングライターとしても活動しており、ワンマンチャリティーライブなど精力的に行う。
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